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2007年12月

2007年12月31日 (月)

命の心

とうとう大晦日です。
現在午前二時。社長らは、すでにおせちの準備にかかっております。
本当に月日が早いように感じますね。
お店の方は29日まででお休み。どことなく寂しい感じです。
自営業はお休みがなかなか取れないといいますが、こうなったら、逆にお休みが
さびしくなるのもおかしなものです。

さて今年の漢字。
いろいろ考えました。
今年はわたしにとって、どんな時間だったのだろう。

とにかく、いろんな人との出逢いの多い一年でした。
そして、いろんなことを教えていただきました。

何度もこのブログにも書きましたが、「うつ」と診断されて4年以上。闇の中に
光を見たような気も致しました。
ある方に言われました。
「三日月とは、今の加寿美さんの状態を表してるようです」と。
無意識に名づけた「三日月とうさぎ」・・。でも、もしかしたらそうかもしれない・・と
感じさせられました。
「でもその三日月は、しっかりと加寿美さんの足元を照らしていますね」

闇で見えたものは、明るい日差しの中では、なお、いっそう真実となる。

これは、この4年間の苦悩の中で、自分が学んだことは、これからの人生で、
確実に必要なことであったと、思えるように・・・。

この世で起こったことに、不必要な事は何一つない。

そしてそう思いつつ日々を暮らしていくと、「ああ、そういうことか・・」と
思えるような事が多くなった・・。
そして、紹介していただいた須藤元気さんの本で言われていた、
「シンクロニティ」を、自分も感じれるようになったこと・・・。

もちろん、まだまだへこみますし、急激なパニック症状もありますが、
転んで 頭ぶつけて、それでもなお「人」を求め、声を聞き、意見を求め、
関わりを持ち続けることの大切さを、教えてもらったような気が致します。

なんだかえらい、進歩したような内容になり、恥かしいのですが、
とにかく、この世界に時間があり、一区切りの目安があるので、
一応の今年の感想になります。

今日が大晦日で、明日は2008年の元旦。
ただ一日、日がたっただけで、何かが大きく変わることでもない。
本当は、それでも、太陽は昇り、空は広がり、海はさざなみ、木々はそよぐ。
明かりを与えてもらい、木々からは酸素をもらい、海も空も、山も、宇宙も、
無償の心で、私たちに恩恵を下さっている。

なんでもないことに感謝しようと思う。

家畜も、野菜も、その命を、私たちに下さっている。

その命の尊さに感謝をしようと思う。
その心に感謝しようと思う。

そしてこの世に今生きている私。
同じ世代に、この地球に生まれてきている人たちに、
自分ができるやさしさを、配ってあげれたらと思う。

お互いがんばっていこうと、励ましあっていこうと思う。
その命を、心を 尊重していこうと思う。


私にとっての今年の漢字。それは「心」です。

心は、いろんな風に変化するけど、自分の中の、心と
私にかかわりあっているさまざまな命の心を 大切にしようと思う。


2007年 お客様、そして私を囲んでくれているすべての方々に
お礼を申し上げます。
こんな、訳わかんないブログを読んでくださってる皆さんにも
心から感謝です。ありがとうございます。

よいお年を!!

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2007年12月28日 (金)

今年の漢字

年末ですね~。一年が早い早い。
毎日あわただしい毎日です。やることが次から次へと出てきます。
そういう方、多いんじゃないでしょうか?
道を車で走ってても、いつもより込んでるような気もしますし、いつもより
スピードも出ているように思います。
皆さんも なにかとお忙しい日々でしょうが、くれぐれも事故など合わないように、
お体充分にご自愛くださいませ

さて、菊水・三日月とうさぎとも、店頭の営業は、29日でお休みです。
後は、年末のおせち料理に集中です。
かなり遅れたおせちのご案内にもかかわらず、たくさんのご注文、本当に
うれしい限り。あとは、全力投球で行くのみ。

一年の締めくくりには少し早いかもしれないけど、
今年一年は、本当に新しい出会いが多い一年でした。
三日月とうさぎも二年目を迎え、ずいぶんおなじみのお客様の、
できたように思います。
そして、そんなお客様に助けられ、また、プライベートでも、
新たな人たちとの出会い、旧友との再会など、考えてみますと、
うれしいことが多かったように思います。
一日一日をとってみますと、なんだか冴えない毎日のように思いますが、
振り返ってみますと、案外、幸せだったよな、と思います。
また、いろんな「膿」を、出せた一年でもありました。

私にとっての、漢字は何になるのかな・・・・。
年末までに考えてみよう。


なんか内容のないブログですいません(^_^.)
頭まで師走になってます(-_-;)

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2007年12月20日 (木)

ごめんなさいの後に・・

毎日 忘年会に追われております。
昔ほど お酒飲みまくりの会はずいぶん減りましたが、やはり、一年の締めくくり、
菊水にお越しいただいてうれしい限り。
最近めっきり体力の低下を気にする社長ですが、さて、お正月まで、のりきれるか??
料理は私は作れませんのでがんばってもらうしかありません(ーー;)

U君は、私の古い友人だ。
中学校、高校と同じで、大学は同じ県内なので、なにかと、途絶えなく、
お付き合いをさせていただいている。
大手の百貨店などへて、現在、ビデオなどの、製作の会社をしている。

とにかくユニークな彼との途切れないお付き合いのひとつに、
「年賀状」がある。
印刷で味気ない年賀状が多い昨今、彼の年賀状は、一番に探してみている。
とにかく、アイデアいっぱいで、とても楽しいものだ。
独身だった彼も、今は奥様、お子さんとともに、その、「おもしろ年賀状」を
送ってくれてる。

そんな彼だし、元来、サービス精神旺盛で、やさしい人だから、
いろんな人生の節目節目で作られるビデオなどは、きっといいものができている
はず。
私は見たことないけど、これは確信できる。

そんな彼から 本当にうれしいプレゼントをもらった。

期待しすぎ、寂しく、例のごとく「私なんて」メールをした。


U君は、中学1年の時 同じクラスになった。
あのころは 私の方が 背が高かった(ごめん)。
怒った顔を覚えていない。いつも笑ってる印象しかない。
U君は 私にとって、男性ではあるけれど、大事な友人になった。

いつの間にか、背は抜かれていた。

中学の思い出は、結構覚えているはずだった。
大学を除いて、私にとって、友人のありがたみを知り、
痛い思いもした。
今でも尊敬できる先生は、中学時代の担任の先生。

怒ったり笑ったりの3年間。

・・・・・・・・・・

時は過ぎ、中学卒業から、24年経った。おいおいおいである。


・・・・・・・・・・・・・・
U君にこんなメールを送った。
「孤独です」


そんなメールに返信してくれたU君のメールに、私は不覚にも(?)
涙が出て仕方なかった

「Nさん(私の旧姓)の誕生日、5月5日だったよね。私はここ20年くらい、5月5日を
迎えると、Nさんを思い出すんです。」
「私にとって5月5日は子供の日ではなく Nさんの日なんです」

U君とは 今でも、メールのやりとりはたまにするけど、会うことは無い。

でも、一年に一度 そうやって私を思い出してくれてる人が、
この 空の下にいるんだ・・・。
本当にうれしくて 久しぶりの嬉し涙だった。

そしてこんなことも書いてくれた。

私が、「私の口癖って、ごめんなさい、なんだって」という言葉に、

(爆笑)「それ、中学のころからそうですよ」と・・・。

これはめちゃくちゃびっくりした。

そうなん?
私 そんな前から 謝り続けてたの?? 

案外 自分のことは 自分でわかってないんだと、実感してしまった。

友人とは 本当にありがたいものだ。

U君 これからも私、きっと「ごめんなさい」っていい続けるだろうと思います。
でも、そのあとで、「ありがとう」と、きっと続けれる人間になるからね。

また 楽しい年賀状 今年も期待しています(^^♪


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2007年12月16日 (日)

知らない自分

12月は苦手だ。流されそうな日々。
とにかく慌しい毎日。決まって体調を崩す中旬。
先週は、「またか・・」といった状態。
息子が幼稚園時代、決まって熱でふらふらしながら、発表会に行ってたな。

睡眠不足もたたった。だから昨日はたくさん眠る。だいぶ元気になった。
睡眠は大事だよな。


最近 ある女性と知り合う。私より3つ下の方だが、括弧たる自分を持っている。

彼女に 次から次へと、「私」を教えてもらった。

案外、自分のことを教えてもらうことは少ない。

ずいぶん昔、自分の顔を、自分で見れないと 悩んだことがある。

馬鹿らしい・・というば馬鹿だけど、
声も、自分の聞いてる自分の声と人が聞いてる声とは、違うらしい。
ビデオなどで聞く自分の声は、確かに自分の知ってる声じゃない。
そう思うと、止め処がないので、普段は思い出さないようにしている。
怖くなる感覚があるから。

そう考えると 案外自分は、自分の事を知らない。

いや、少しは知っているけど、言葉にあらわすのは難しい。

ただただ自分が未熟だからかもしれないけど、彼女は見事に教えてくれた。

ココロには「枠」があるのだろうか・・。

ココロの「枠」の周りが、歪んでるような

そんな風に思う事がある。
グレーに汚れているような気がする事もある。

押しつぶされそうになることもある。

開放されたように思うこともある。

そして今のは私は・・・・。

大勢の人たちに囲まれて、それでいて 孤独だ。

きっと一生 孤独なのかもしれない。

だから人と繋がりたいと思う。そしてやはり 孤独だと実感する。

今の私は 暗闇にまみれ 三日月だけに照らされてる。

そう、教えてくれた。

でも三日月は闇夜を照らし、私にわずかながら光を与えているという。

暗闇で見つけたもの、それは明るい日の差す昼間では 明確になる。
今の私が見つけた 小さなちいさなものも 昼間では真実になる。

そう、教えてくれた。

私の周りの「出来事」は、そして「モノ」は、生きていくことに 何一つ不必要なことはない。

この4年のうちに 見つけたことは それだ。

孤独でもなんでも、生まれたからには 生き抜くしかない。

不必要なものは何もない。




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2007年12月 8日 (土)

NO MORE  コンセプト

またまた寝るのが、3時過ぎそうだ。
ここのところ、3時以前に眠ることが極端に少ない。
やばいですよ、これは不眠症なのか・・!?

前日に続けてのブログ。めずらすい~(-_-;)
前日のは、お店をやってるものとして、書きすぎたかな・・と少々反省したのですが、
書いたものは仕方ない!
コメント下さった、うっきいさん、ひとみさん、うれしかったです。

世の中にはたくさんのお仕事があって、会社があって、お店があって。そして人がいる。
お互いの存在があるから、自分がある。
仏教の教えだそうです。自分は空。決して無ではない、空だそうです。

どんな人間嫌いな人でも、絶対に一人では生きていけない。
一人というのは、実態がなくなってしまう。

うちも和食料理屋として、お客様がいらっしゃらないと、お店はできない。スタッフがいないと、お店ができない。そして、業者さんや、市場の方々、水道、電気、ガスなどなど、、
そういうかかわりの中で、私は、「菊水」を、開店できている。

お客様がいらっしゃっるのは、単に値段が安いからではないと思いたい。
量がたくさんついているからとも思いたくない。
いまさら、「コンセプト」という、ヨコモジも語りたくはない。

この「コンセプト」には、以前私はだいぶ泣かされた。
前にも書いたけど、有名な経営コンサルタント、デザイナー、建築家、よく突きつけられた言葉だ。
「コンセプト」は何か?必死で考えた。・・・そして、ことごとく蹴散らされた。

でも、そんな店は、私の店ってことになるの?他人から与えられた「コンセプト」で、
がんばれるはずがない。
私だってお店をしてたら、どんどん売り上げ伸びて、業績のびて・・・そんなことは
当たり前に考える。だれがお店を潰したくて、自営業を始めるだろう。

他人から与えられた「コンセプト」は要らない。
どんなに、回り道でも、おしゃれでなくても、私はお店をつくる。
いや、お店は、自分の分身になるのかもしれない。

自分が変われば店も変わる。自分が後退したら、店も後退する。前進すれば
前進する。
それでいい・・と思う。それは、自分の、可能性の問題だと思う。
だめならだめで仕方ない。それでいいとも思っている。

こんなヘンピな田舎のお店に、お越しいただいて、
「ご馳走様、おいしかったよ」
そう、おっしゃっていただくだけで、充分に報われる。
自分を、磨こうと思える。

精一杯、やるだけだ。

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2007年12月 7日 (金)

巡り巡って・・ 

ものすっごく遅れた、年末年始のご案内チラシと、おせち料理のDM作りで四苦八苦の日々。
例によって、S氏や パートの方に手伝ってもらって、ようやくお送りできそう。半月遅いよね・・・(-_-;)。とにかく うちに登録してくださってる客様には お送りいたしますので、ご覧になってください。ホームページでも、確認できるのですが(^_^.)
自営業というのは、お休みがない。定休日も、なにやら仕事をしている。仕方ないよね、小さい店だから、なんでもやんなきゃ・・・とため息・。。。
そんな日々に、エネルギーを頂けるのが、お客様の、お言葉。
社長は、「お金を頂いて、ご馳走様、と頭下げてもらえるなんて、ありがたいよな」と、
昔よく言っておりました。
ところが、最近、少々気になることが。
いや、最近じゃないよな、前から少しはある。
最近あったことだけど、あれで私のテンションは、一気に下がってしまった。

三日月とうさぎには、いろんな小物、服などが展示販売している。
その中で、着物地で作られたスカートやらベストが展示されている。
それは、うちのお客様から頼まれた、委託品である。うちにはほとんど利益がない。
とにかく、いろんなものを見ていただくのは、お客様も楽しいし、軽い気持ちで引き受ける。
皆さん、「いいなあ~」とおっしゃってご覧になる。大島のバックや、ちりめんのベスト。
確かにきれい。でも、着物地の洋服は、やはりお値段が少々お高い。
着物地もお高いが、一点一点大量生産できないこのような洋服は、値はやはり高くなる。
私も、着物の生地で、エプロンやズボンなど作ってもらうので重々承知している。

そんな中の一点を、お気に入られ、購入しようとされてるお客様がいた。
そのお客様が、その商品を持ってこられ、こう、おっしゃった。
「高いから、まけてくれるやろ」

私はすぐに、委託品であること、値段を私が変更できないことを伝えた。

そのお客様はそれでもその商品を購入しようと、レジにこられた。

「高いの買ったんやから、ランチ代は サービスしてよ」

・・・・・・・。
びっくりした。その商品のことは、値引きできないこともお伝えしたはずだ。
うちの商品ではないので、値引きなどできない。
それなのに、なんでうちのランチ代、ただって、発想になるの?

はっきり断りする。当然だと思う。お客様が、気を悪くされようが、
食事した料金を、支払うのは当たり前だ。
そのお客様は、それでも、憮然として、お金をぽん、と出される。
正直、「お金は結構ですから、その商品置いて、お帰りください。
二度と、きていただかなくても、結構です」
そんな言葉が出そうになる。ぐっと抑える。

うちは、お客様に恵まれていると思う。本当に、気持ちよく、お帰りくださるお客様が
ほとんどだ。
でも、時たま、「値引き」を強要されることがある。

以前こんなこともあった。
披露宴と、新築祝いを兼ねた、結構盛大な会がうちで行われた。
うちは、広さの関係で、ご結納は多いのだが、披露宴は少ない。
自分のできる限りの準備はした。仲居もいつもよりたくさん入れて、頑張ったつもりだ。
それは、しつらえにしても、人の手配にしても、お金が発生している。
うちはサービス料は頂いてないので、全額店の負担になる。でも、人生の門出だ。
できる限りこととをしよう・・・。そう思い、当日は、お客様も、喜んで頂けた。

後日、そのお客様が、お支払いにこられた。請求書をお渡しして、平然と言われた一言。
これはいまだに忘れられない。
「それで、いくらお勉強してくれるの?」

心をえぐられる気持ちになる。そしてこう、申し上げた。
「何か、不手際がございましたか?」

お客様は、いや、別にないけど・・・。と、そこまでで、話は止まった。

その話は、他からも聞いた。私が、そう、反論したことが、曲がってうわさをされたようだ。

私は、お客様から、大きな利益を頂こうとも思っていない。でも、この仕事は、
私の生業だ。だから必死になる。考えに考える。体を動かす。
本当に不手際があったら、頭を畳につける位、下げる。それも、当然のことと思っている。
だから、不当な値引きなどを強要するお客様には、本当に怒ってしまう。
それも、当たり前だと思う。

そういう人、多いよ、この不景気な世の中やから。
友達はそんなことを言って、慰めてくれる。
でも、商売にも、お金以外の、何かが、お客様を通じ合わないと、ほとんど働く意味を
失うような気がする。
大手の電器量販店などは、値引きが当たり前だという。
昔は、近所に電気屋さんがあって、そこの人に入ったら、うちの電器事情(?)など
言わなくてもわかってくれてたり、安心して、勝手にうちに入って、修理してくれたり、
そんな、おおらかな部分があったよな。
ただ、安かったら、いいのだろうか・・・。それこそ、デフレを助長にて、自分の首、絞めてる
よと、そんなお客様に言いたくなる。・・・・いやあ。。。。私、怒ってるなあ。。(-_-;)

もし、ご予算が少ないなら、そのことを正直に伝えてほしい。
そのご予算の中で、精一杯させていただく。
ご予算がないのに、召し上がったあと、値引きを言われるのは、いやな気持ちになる。

私も、お客さんになったときには、そんなことを考える。
世の中は 巡りめぐるものだと思う。
しかし・・・・締めくくれないほど、怒りの女将でした・・。スイマセン(^^ゞ

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2007年12月 1日 (土)

和譲良酒

ついこの前まで夏だったような気がするのにもう師走。
またまた随分間が空きました。

先日、といいましても、もう、1週間近く前になりました「第十回吟醸の夕べ」が
滞りなく行われました。

今回は、以前書きましたとおり、本当に常連様のみのご参加で、
華々しい演出もない会でしたが、不思議なことに、過去最高に、盛り上がった会でも
ありました。
見知らぬ人同士が集い、わきあいあいと過ごせた約3時間。
私はそこに、ぼんやりとですが一つの成果、を感じたような、気がいたしました。

ほとんどのお客様が、私がこの「菊水」に入ったころからのお客様です。
大きなお腹を抱えてご来店いただいてたSさんのお嬢様は、もう、4年生になるとのこと。
吟醸の夕べ常連のWさんは、このSさんたちと なんとご近所とのことで(たまたまですよ)
一緒にご来店。もう一方のSさん(やはりSさんという方の登場は多い)は、
私がサボらず、着物を着て、年末のご挨拶周りをしていたころ、仕事を抜けて、
コーヒーをご馳走してくださった。もう、定年されて、お孫さんの面倒を見ていらっっしゃる
とのこと。Nさんは、最近のお客様なんだけど、メールなどのやりとりで、気分はすっかり
昔からのお客様。同い年ということでしっかり握手。大変気さくでおしゃれで楽しいご夫妻。
そしてYさんご一行。Yさんは、今回で10回皆勤賞だ。
Yさんは、高松にある、とある会社の重役さん。日本酒好き、いやそれ以上に芋焼酎好きで、、Yさんの焼酎コレクションは、そこら辺の居酒屋さんでは、かなわないだろう・・、という
お酒好きだ。1回目からの酒リスト、私の挨拶状などを、ファイルしてくださってると
おっしゃってた。
今回は、しつらえは、通常の菊水のままでやったが、お酒は、米にこだわった選択をした。
地元の酒米を使用したお酒、山田錦特A地区、「口吉川」の米を使用した酒。
「シンプルにいきたい・・・素のままでいきたい・・・」そんな思いの会、そんな思いでの
酒選びだった。
また 今回の酒は また 日本酒紹介のコーナーで披露しようと思います。

そして途中、みなさんの盛り上がりに舞い上がった私は(苦笑)、皆勤賞のYさんへの
表彰状酒をお出しする。奈良の酒「梅の宿」昭和57年仕込みの大古酒
25年間、冷蔵庫にきちんと保管されていた。
これの登場は、盛り上がりのピークに(笑)。
琥珀色した日本酒を、まず一番にYさんへ。
そして次は・・・・そう、もちろん、私だよ(にしおかすこ風)。
深い深い味わい。長い年数に、しっかり熟成した重み、しかしながら感じる、日本酒の
軽やかさ。さまざまに膨れ上がった味わいを、しっかり束ね、後味も思いのほかすっきり。

いつもはじっくり派の、はしゃがないYさんが、大喜びしてくださった。
「本当に、うれしいですね・・・」としみじみおっしゃってくださった。

実は今回、本当に本当に、「吟醸の夕べ」は、最後にしようと思っていた。
区切りの10回。もう、5年だ。
もう、このあたりでいいのでは・・・と思っていた。

でも、お客様は口々におっしゃってくださった。
「春の桜の時期の会も、絶対来るよ」「来る、来る!楽しみ~」などなど・・

感動してしまった。内心、めちゃくちゃ嬉しかった。

私は、この人たちに、少しの時間でも、和を、作って差し上げられたのかと・・・。
漫画の「夏子の酒」に言われていた、和譲良酒が、ここで再現されたのかと
本当に嬉しかった。

酒の世界は、今、大変だ。大手の酒、また若手の蔵元さんは、国内もさることながら
海外をマーケットとしてがんばっているという。
日本酒が伸び悩みの中、世界に誇る、複雑怪奇な日本酒の作りを、杜氏、蔵元により
醸され、今なおその質は、向上し続ける。
たとえ一口でもいいです。本当にいい酒を召し上がってみてください。

金箔入りでもなく、特選ラベルでもない、冷蔵庫でしっかり管理されている吟醸酒を・・。

やはり桜の季節、また日本酒の会は復活すると思う。「吟醸の夕べ」の名は、
変わってしまうかも知れないけど、この和の暖かさを、また 体感したいと思う。

肩など張らなくていい・・・お客様が教えてくれた。そして、うまい酒が教えてくれた。

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